Laphroaig Quater Caskの味と香りの評価
ラフロイグの10年は、アイラ島の蒸留所のエントリーレベルのスコッチかもしれません。そのレンジの手頃な価格帯になると、最も話題を耳にするのはクォーターカスク・シングルモルトです。このラベルは10年以上前から存在しており、かなりの支持を得ています。
皮肉なことに、この「クォーターカスク」の味わいの多くは、ほんの数年前に酷評されたもの、つまり小樽で仕上げられていることに起因している。アメリカの小さな蒸留器が小樽を使うことを非難した同じ人たちが、アイラ島で小樽が使われると大絶賛したのだ。
このウイスキーは、バーボン樽で平均5〜6年熟成されたと言われています。その後、ラフロイグは液体をその名の通りはるかに小さいクォーターカスクに移し、海のすぐそばにある倉庫で数ヶ月間の仕上げを行います。その後、アルコール度数48%でボトリングされます。
グラスの中のウイスキーはまるで金色の液体のようで、どんなスコッチにも似合う素晴らしい外観です。最初のテイスティングでは、その期待に応えるように、極端なまでにスモーキーなフレーバーが感じられますが、決して強すぎるというわけではありません。シナモンなどのスパイスの香り、オークの香り、そしてシルキーな甘みが、煙の壁を乗り越えて広がっていく。
クォーターカスクを飲み続けるうちに、このウイスキーの後者の特徴が前面に出てくるようになり、最後にはスモークがグラスからほとんど消え、非常に心地よく進行していくことがわかりました。しかし、フィニッシュではスモーキーさが戻ってきて、長い余韻が残る。
ラフロイグ クォーターカスクが多くのファンを魅了している理由は簡単に理解できます。若いシングルモルトにしては、驚くほど複雑で、大胆なフレーバーが詰まっています。しかし、最初と最後は大きなピートの爆弾のようなものなので、スモークが苦手なウイスキードリンカーには好まれないでしょう。しかし、熱心なピート愛好家にとっては、好まれるでしょう。
筆者 がもちゃん@JPウィスキー
学生時代にふらりと入ったバーで飲んだウィスキーロックが美味しくてウィスキーの世界にどっぷりハマりました。バー巡りをして珍しいウィスキーが無いか探すのが趣味で、アイラモルト、ジャパニーズウィスキーなどが最近の好みです。ジャパニーズウィスキーが高騰して最近飲めないと嘆いています。